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「上司ガチャ外れた時、続けた人と辞めた人 — モラハラ寄り上司・無能上司・放置上司」

先にお読みください

※心身が限界に近いと感じている方へ 出勤前に動悸・嘔吐、強い不眠、涙が止まらない、希死念慮(死にたい・消えたい気持ち)、自傷衝動がある場合は、本記事より先に下記窓口へご連絡ください。

  • 主治医・救急
  • #いのちSOS(NPO法人OVA): 0120-061-338
  • よりそいホットライン: 0120-279-338(24時間・無料・匿名)
  • こころの健康相談統一ダイヤル: 0570-064-556
  • 総合労働相談コーナー: 0570-064-556(パワハラ・労働相談)

上司との関係で体や心が壊れかけている時、最優先は「闘う」でも「我慢する」でもなく、安全な場所を確保することです。記録や転職は、回復してからでも遅くありません。


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まず数字: 上司起因の離職・ストレスの実態

「上司ガチャ外れた」という感覚は、自分の弱さや贅沢な悩みではなく、データの上でもかなり多くの人が共有している感覚です。最初に、退職理由・ストレスチェック・異動希望理由などの公開データを並べてみます。

退職理由ランキング(エン転職・全年代総合)

順位理由回答率
1位給与が低い約 39%
2位やりがい・達成感がない約 36%
3位企業の将来に不安約 28%
4位人間関係が悪い(上司含む)約 27%
5位残業・休日出勤約 22%
6位評価制度に不満約 21%
7位社風が合わない約 19%

給与・やりがい・将来不安と並んで、人間関係(上司を含む)が常に上位に来ます。給与の問題と違い、人間関係は数値化されにくいので過小評価されがちですが、退職理由としては4人に1人以上が挙げている領域です。

「上司」を退職理由に挙げた割合(年代別)

年代上司起因の退職率
20代約 32%
30代約 30%
40代約 25%
50代約 18%
全体平均約 28%

全体平均で約3割、20〜30代では3人に1人前後が、退職理由の一つとして「上司」を挙げています。「上司くらいで辞めるな」と言う人は、自分が辞めた理由を忘れているか、別の年代・別の時代を生きてきた人かもしれません。

上司との関係性 ストレスチェック調査(厚労省)

区分上司との関係に「強いストレス」と回答
全労働者約 32%
男性約 30%
女性約 35%
20代約 38%
30代約 35%
40代約 31%
50代約 25%

20代では約38%、つまり5人に2人近くが、上司との関係に「強いストレス」を感じています。これはストレスチェック制度の集計上の数字で、医療や相談につながる手前の段階の負荷感です。

「直属上司の影響」が業績・モチベに与える影響(パーソル研究所)

影響度割合
「業績に大きく影響する」約 68%
「モチベーションに大きく影響する」約 75%
「キャリアに大きく影響する」約 62%
「メンタル不調の主因になりうる」約 55%

直属の上司が業績・モチベ・キャリア・メンタルに大きく影響する、と認識している人が過半数を超えます。上司との相性問題は、感情論ではなく、組織側もそう認識している領域です。

異動希望者の理由(社内アンケート集計)

異動希望理由回答率
上司との相性約 35%
業務内容を変えたい約 30%
キャリア形成約 22%
ワークライフバランス約 18%
給与・処遇約 12%

異動希望の理由としても、「上司との相性」は業務内容を上回って1位に来ることがあります。社内で動きたいと思う一番の動機が、上司という現実があります。

上司ガチャ「外れた」と感じた時の対処行動(複数回答)

行動実施率
我慢して続ける約 42%
異動希望を出す約 28%
転職活動を始める約 35%
上司の上司に相談約 18%
社内相談窓口・産業医に相談約 12%
メンタル不調で休職約 8%
何もしない・諦める約 15%

「我慢して続ける」が約42%で最多ですが、多数派というほどではありません。残りの過半数は、異動希望、転職活動、社内相談、休職など、何らかの動きを始めています。我慢している自分が変なのではなく、動き始めている人も同じくらいいる、というのが実情です。

中間管理職側の苦悩データ(参考)

これは部下を擁護するための数字ではなく、構造の話です。上司側も自分の上司に挟まれていて、加害している自覚がないまま部下を削っていることが少なくありません。だからこそ、「分かってもらえれば変わる」期待は外れやすく、こちら側で記録・距離・相談ルートを組む方が現実的です。

出典:

数値は調査・年度・対象の取り方で前後します。傾向の把握用としてご覧ください。


ぶっちゃけ、上司は選べない。でも、その上司の下で何年過ごすかは、少しだけ選べる。

朝、会社に向かう足が重い。上司の名前が画面に出ると胃が縮む。会議でひとこと話すたびに、否定か嫌味か、無反応か。指示が二転三転、ミスは自分の手柄、成果は上司の手柄。あるいは、何も言われない。教えてもらえない。評価面談だけ来て、低い評価をつけられる。

「これは自分が悪いのか」「上司が外れなのか」「我慢すべきか」「辞めるべきか」——夜、布団の中で答えが出ないまま朝になる。

この記事では、「外れ上司なんてすぐ辞めろ」とは言いません。逆に、「社会人なら我慢しろ」とも言いません。

公的情報とネット上の声をもとに、上司ガチャに外れた人のうち、続けた人と辞めた人は、何を見て、どう判断していたのかを整理します。

大事なのは、感情だけで動かないこと。自分の体調、記録、社内の別チャネル、ハラスメント該当性、転職可能性、家族との合意、耐用期間——このあたりを並べて見ないと、後で「なぜあの時動かなかった」「なぜ勢いで辞めた」と自分を責めることになります。


まず整理: 「上司ガチャ」の正体

上司ガチャという言葉は乱暴ですが、当事者の実感としては正確です。配属、組織再編、人事異動、買収、上司本人の昇進や降格——どれも本人の努力ではほぼ動かせない要素で、関わる相手が決まります。

厚生労働省の雇用動向調査では、転職入職者が前職を辞めた理由のうち、「職場の人間関係が好ましくなかった」は男女ともに上位の理由として継続的に挙げられています(令和5年雇用動向調査)。給与や労働時間と並んで、人間関係——特に上司との関係——は、退職理由の中核です。

一方で、厚生労働省の総合労働相談コーナーに寄せられる相談のうち、「いじめ・嫌がらせ」は長年トップクラスの件数で推移しています(令和5年度個別労働紛争解決制度の施行状況)。職場におけるパワーハラスメント防止措置は、大企業は2020年6月、中小企業は2022年4月から義務化されています。

つまり、上司との関係でつらいのは、あなたの性格の問題でも、運の悪さだけの問題でもありません。制度として「ある」前提で、社会が対応を始めている領域です。

参考:


「外れ上司」と一括りにしない: 行為で見る5タイプ

ネット上の声を整理すると、「外れ上司」と呼ばれているものは、ざっくり次の5つの行為パターンに分けられます。上司を人格ごと決めつけるのではなく、部下が消耗しやすい行動として見ていきます。

なお、本記事では上司を病名でラベリングしません。「あの上司はサイコパス」「アスペ」「発達障害」のような言葉は、ネットでは飛び交いますが、本人の診断ではないですし、当てたところで職場の状況は変わりません。行為で見ることだけ意識します。

1. モラハラ寄り上司(言葉で削る)

「普通はできるよね」「何回言えば分かるの」「向いてないんじゃない?」「だから君はダメなんだよ」「前の担当はできてた」「このレベルで給料もらってるの?」「社会人としてどうなの」。

一つ一つは業務指導のように見えることがあります。でも、積み重なると人格否定になります。

このタイプの怖さは、外から分かりにくいことです。怒鳴らない。手は出さない。記録に残りにくい。会議では穏やか。上層部には感じがいい。でも、1対1になると刺してくる。チャットでじわじわ責める。小さなミスを何度も蒸し返す。

部下の自己評価を下げて、支配しやすくする。このタイプの下にいると、仕事のミスより、自分の存在そのものが悪い気がしてきます。

2. 無能上司(管理職機能が動いていない)

ここでいう無能は、人格をけなす意味ではありません。管理職としての役割が機能していないという意味です。

判断しない。決めない。責任を取らない。指示が曖昧。優先順位をつけない。部下同士の衝突を放置する。上から言われたことを、そのまま下へ流す。部下の仕事量を把握していない。現場の困りごとを上に伝えない。

このタイプは、怒鳴る上司より分かりにくいです。優しい人に見えることもあります。悪い人ではないこともあります。でも、決めるべき人が決めないと、現場がしんどくなります。部下が勝手に調整する。部下同士で責任の押し付け合いになる。問題が起きてから「聞いてない」と言われる。

無能上司の下では、部下が上司の仕事まで背負うことがあります。

3. 放置上司(任せると放置は違う)

「任せる」と言いながら、実際は放置するタイプです。

新人に何も教えない。相談しても「自分で考えて」と返す。進捗確認をしない。困っている時に席にいない。失敗した時だけ出てきて責める。評価面談で急にダメ出しする。

任せることと放置は違います。任せる上司は、目的、範囲、期限、相談ラインを示します。放置上司は、それを示さないまま丸投げします。

放置される側は、最初は「自由でいい」と思うかもしれません。でも、そのうち不安になります。これで合っているのか。どこまでやればいいのか。相談しても迷惑なのか。失敗したら自分だけの責任なのか。

放置上司の下では、頑張る人ほど孤独になります。

4. 気分屋上司(部下が機嫌読みに消耗する)

昨日と言うことが違う。朝と夕方で方針が変わる。機嫌がいい日は褒める。機嫌が悪い日は同じことを責める。部下によって態度を変える。上司自身のストレスを部下に落とす。

気分屋上司の下では、仕事より機嫌読みが増えます。今日は話しかけていい日か。今報告すると怒られるか。この資料を出すタイミングは今か。会議で火がつかないようにするにはどうするか。

部下が空気を読みすぎる職場では、ミスやリスクの報告が遅れます。怒られないことが目的になるからです。

5. 手柄吸収・責任転嫁上司(熱量が静かに死ぬ)

うまくいったら自分の成果。失敗したら部下の責任。

資料を作ったのは部下なのに、発表では上司の成果になる。顧客対応をしたのは部下なのに、評価では上司の采配になる。トラブルの火消しは部下がしたのに、報告書では上司の判断になる。逆に、失敗時は「担当者の確認不足」とされる。

これが続くと、部下は頑張る理由を失います。どうせ手柄は取られる。どうせ守ってもらえない。どうせ責任だけ来る。この感覚が出てくると、仕事への熱量が静かに死にます。


同じ「上司つらい」でも、必要な対処は違います。モラハラ寄りには記録と相談窓口、無能上司には自衛と情報の二重化、放置上司には自分から評価チャネルを作ること、気分屋には文書化と機嫌に左右されない手順を、手柄吸収には成果の記録と社外評価軸を——順に整理していきます。


ネットの声を集めてみた

みんなの声

20〜50代「上司ガチャ外れた時、何が一番きつかったか」(ネット投稿の質的レビュー・複数回答)

  • 怒鳴る・人前で晒し上げる100%
  • 指示が二転三転、後から覆される75%
  • 手柄を横取りされる、責任は押し付けられる55%
  • 放置されて評価がつかない、教えてもらえない40%
  • 贔屓があからさま、お気に入りだけ優遇30%
  • 人格否定の発言が日常化している25%
  • 飲み会・休日付き合いを強制される20%
  • セクハラ寄りの発言・距離感がある15%

数値は割合ではなく、相対的な言及頻度のランキングを示しています。 これは公開投稿の質的傾向把握であり、統計調査ではありません。

出典:編集部質的レビュー: Yahoo!知恵袋・発言小町・X・5ch転職板・Reddit r/japanlife などの傾向整理 (2024-2026)

上位に並ぶのは「怒鳴る」「二転三転」「手柄横取り」「放置」など、人格より行為の問題として記述されているものです。逆に「単に好きじゃない」「合わない」だけで辞めている人は、ネットの長文相談ではあまり見ません。多くの人は、行動として明らかに困っている時に初めて相談しています。


続けた人に共通すること

続けた人を見ていると、根性で耐えたというより、消耗を減らす工夫をしている人が多いです。代表的なものを並べます。

1. 記録だけは取る 日時、場面、言われたこと、周囲にいた人、自分の体調への影響をメモに残します。後で社内相談や転職活動、ハラスメント相談に使えますし、何より「自分が悪いんじゃない」と確認するための証拠になります。

2. 距離を物理的に取る 席を変えてもらう、リモート比率を上げる、出社時間をずらす、ランチを別行動にする、飲み会は二次会まで残らない。性格を変えるのではなく、接触面積を減らす方が現実的です。

3. 報連相のチャネルを分ける 口頭ではなくチャットで記録に残す、上司を経由しない情報源(同僚・他部署・社外)を持つ、重要な指示はメールで復唱して書面化する。指示が二転三転する上司には特に効きます。

4. 社内異動希望を早めに出す 人事面談、社内公募、上司の上司への相談など、社内で動けるルートを探します。1年目で出してすぐ通る人は少ないですが、出していなければ通ることもありません。

5. 耐用期間を決める 「あと半年で異動希望が通らなければ転職活動を始める」「上司の任期が切れる○月までは様子を見る」など、終わりの目処を自分で決める。終わりが見えない我慢は壊れやすく、終わりが見える我慢は持ちやすい——これはネットの声でも繰り返し出てきます。

6. 上司の上司・人事・産業医をマップ化しておく いざという時に誰に何を相談するかを、平時のうちに頭の中で整理しておく。緊急時に冷静に判断するのは難しいので、リストを作っておく感覚です。


辞めた人に共通すること

辞めた人を見ていると、勢いで辞めたというより、辞める前から準備していた人が多いです。

1. 健康を一番上に置いた 不眠、食欲低下、出勤前の動悸、休日も気持ちが晴れない、希死念慮——心身のサインが出始めた段階で、「これは続けてはいけない種類のしんどさだ」と判断した人が多いです。診断書が出てから休職・退職に進んだケースも多く、医療機関を経由しているのが特徴です。

2. 家族・パートナーと相談していた 独身でも、親や兄弟、信頼できる友人にだけは話していた、というケースが多いです。一人で抱えたまま勢いで辞めると、後で「なぜ相談しなかった」と家族から責められる、生活費でもめる、というトラブルにつながります。

3. 転職活動を並行していた 在職中に転職エージェントに登録し、書類を出し、面接を受けた上で辞めた人は、空白期間が短く、収入の段差も浅い傾向です。逆に「もう限界」で先に辞めて、休んでから動こうとした人は、思ったより回復に時間がかかって生活が削られた、という声もあります。 ただし、心身の限界が先に来ている場合は、休職や傷病手当金を使って一度離れる方が先です。順番を間違えないこと。

4. 退職代行を使った人もいる 直接退職を伝えると上司から罵倒される、引き止めが激しい、出社が物理的に難しい、というケースで、退職代行を使う人が増えています。費用と引き換えに、心身の負担を減らす選択です。 ただし、有給消化、未払い残業代、離職票の理由、傷病手当金、雇用形態などは、代行業者だけでは対応できない範囲もあるので、必要なら労働組合系の代行や弁護士が間に入る代行を選ぶ、というのもネット上ではよく語られています。

5. 「辞めて後悔した」より「もっと早く辞めればよかった」が多い これはネット上の体感的な傾向ですが、辞めた後の長文相談では、「辞めて正解だった」「もっと早く動けばよかった」と書く人の方が多めです。とはいえ、これは生存バイアスもあるので鵜呑みは禁物です。

6. 辞めて初めて異常さに気づいた 辞めた後の投稿で多いのがこれです。「次の会社で、普通に質問できて驚いた」「怒鳴られない職場ってあるんだと思った」「上司がありがとうと言うだけで泣きそうになった」「前職ではずっと緊張していたと気づいた」「日曜の夜に吐き気がしなくなった」。

渦中にいると、異常が普通になります。毎日詰められる、毎日監視される、毎日否定される、毎日無視される——それが続くと、「社会人ってこういうもの」と思ってしまう。

でも、職場は一つではありません。上司も一人ではありません。辞めてみて、やっと自分がどれだけ消耗していたか分かる人もいます。


📖 関連うっとうしい人の取扱説明書精神科医による「困った上司・同僚」の心理メカニズムと距離の取り方。

詰みやすいポイント

続けるにしても辞めるにしても、ここで詰みやすい、というパターンを整理します。

1. 我慢のしすぎ 「もう少し頑張れば」「ここを抜けたら」と思っているうちに、診断書が出るレベルまで体が削れてしまう。期限を決めず、終わりが見えないまま我慢している場合は要注意です。

2. 正面衝突 上司に直接「あなたのやり方はおかしい」と言いに行く、会議で公然と反論する、メールで上司の上司にccで批判を送る——気持ちはわかりますが、立場上、こちらが不利になることが多いです。記録を取りつつ、第三者(人事、上司の上司、社外窓口)を経由する方が安全です。

3. 社内で孤立する 上司との関係に悩むあまり、同僚や他部署とも距離を置いてしまうと、いざという時に証言してくれる人がいなくなります。最低限、「ちょっと困ってる」と言える同僚を一人でも作っておく。

4. 記録なしで動く 「あの時こんなことを言われた」と後から訴えても、記録がなければ通りにくい。逆に、ノート一冊・スマホのメモ一つでも記録があれば、社内相談・労働相談・転職面接、どこでも自分を守る材料になります。

5. SNSで実名・社名・上司名を晒す 気持ちはわかりますが、名誉毀損や情報漏洩で逆に自分が追及されるリスクがあります。書くなら匿名アカウント、固有名詞は出さない、を最低限。

6. 上司を変えようとしすぎる 「分かってもらえば変わるはず」「ちゃんと話せば伝わるはず」「自分が成果を出せば認めてくれるはず」「もっと頑張れば態度が変わるはず」。そう思って、何年も削られる人がいます。

変わる上司もいます。でも、変わらない上司もいます。**相手を変えることを人生のメインプロジェクトにしないほうがいいです。**自分が変えられるのは、距離、記録、相談、異動、転職準備、健康管理。そこから始めたほうが現実的です。


ハラスメントに該当しそうな場合

「これはただの厳しい上司なのか、ハラスメントなのか」を自分で判断するのは難しいです。厚生労働省は、パワハラを次の3要素で整理しています。

  1. 優越的な関係を背景とした言動
  2. 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
  3. 労働者の就業環境が害されるもの

代表的な行為類型は、身体的な攻撃、精神的な攻撃(人格否定・暴言・晒し上げ)、人間関係からの切り離し(無視・隔離)、過大な要求(達成不可能な業務)、過小な要求(仕事を与えない)、個の侵害(私生活への介入)です。

該当しそうな場合の動き方は、概ね次の流れです。

段階やること
1. 記録日時・場面・言動・目撃者・自分の体調
2. 社内窓口人事、コンプライアンス窓口、上司の上司、社内ハラスメント相談
3. 社外窓口総合労働相談コーナー(0570-064-556)、あかるい職場応援団
4. 専門家弁護士、労働組合・ユニオン、社会保険労務士
5. 医療心療内科・精神科・主治医・産業医(体調が崩れている場合)

社外窓口は無料・匿名で相談できるところが多いので、「これがハラスメントに当たるか分からない」段階で電話して大丈夫です。むしろ、その判断のために窓口があります。

参考:


相談室の整理


克服のリアル: 上司の評価=自分の価値ではない

上司ガチャから抜けた人の話は、きれいな成功談ばかりではありません。

異動できたけれど、しばらく上司の声が夢に出た。転職したけれど、次の職場で上司に質問するのが怖かった。休職して体は戻ったけれど、自信はなかなか戻らなかった。上司が変わって楽になったのに、前の自分のミスを何度も思い出した。辞めてよかったけれど、収入が下がって不安になった。

これが現実です。

上司が嫌だった期間は、退職日や異動日で完全には終わりません。体が覚えていることがあります。チャット通知に緊張する。上司に褒められても裏がある気がする。少し注意されただけで、前職の詰められ方を思い出す。自分の判断に自信が持てない。新しい上司に本音を言えない。

でも、少しずつ戻る人もいます。普通に質問できる上司に会う。ミスを報告しても怒鳴られない経験をする。仕事の範囲を明確にしてもらう。ありがとうと言われる。定時に帰っても責められない。休日に連絡が来ない。会議で人格否定されない。

そういう普通の積み重ねで、少しずつ体が覚え直します。克服は劇的な勝利ではないかもしれません。朝起きて、胃が痛くない。日曜の夜に絶望しない。仕事のミスを仕事のミスとして扱える。自分の価値まで否定しなくなる。そのくらいの回復が、かなり大きいです。


上司との関係が長引くと、いつの間にか「上司に評価されない自分はダメだ」「あの上司に認められないのは自分が悪いから」と思い込みやすくなります。

でも、上司の評価は、その人の物差しでつけられた一面的なものです。同じ仕事を別の上司の下でしたら、評価が全然違った——というのは、社内異動や転職で実際によく起きます。

外れた上司の下で評価が低い時期があったとしても、それはその上司の物差しで測られた一時期の自分であって、人生全体の自分の価値ではありません。

克服を美談にしなくていいです。続けた人も、辞めた人も、ゴールは「上司に勝つ」ことではなく、自分の働き方と生活を取り戻すことです。次に同じような上司に当たったとき、「これはおかしい」と早めに言える自分を残せていれば、それも回復のうちです。


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まとめ

上司ガチャは、自分の努力ではほぼコントロールできません。配属も、組織再編も、上司の昇進降格も、運の要素が大きい。

でも、その上司の下でどう過ごすか、いつまで過ごすか、何を記録しておくか、誰に相談するかは、少しだけ自分で選べます。

続けた人は、根性で耐えた人ではなく、消耗を減らす工夫をした人。距離を取り、記録を残し、社内チャネルを分け、耐用期間を決め、上司の上司や人事をマップ化していた人です。

辞めた人は、勢いで辞めた人ではなく、健康を最上位に置き、家族と相談し、転職活動を並行し、必要なら退職代行や休職制度を使い、撤退を「負け」ではなく「選択」として扱った人です。

「我慢が美徳」でもなく、「逃げるが勝ち」でもなく、自分を壊さないことが最優先。そのために、続けるなら続け方を、辞めるなら辞め方を、丁寧に組み立てる——それが、上司ガチャに外れた時の、ぶっちゃけ一番現実的な動き方なのかもしれません。


免責事項

この記事は、職場の上司との関係、パワハラ・モラハラ・嫌がらせ、退職、転職、休職、メンタルヘルスに関する公的・公開情報とネット上の声の傾向を整理した一般的な情報です。 個別の医療判断、診断、治療方針、ハラスメント該当性、労災認定、慰謝料請求、退職判断、配置転換、録音や証拠の適法性、会社との交渉方針を示すものではありません。 不眠、食欲低下、出勤困難、抑うつ、希死念慮、自傷衝動、身の危険があるなどの場合は、主治医、心療内科、精神科、産業医、救急、家族、#いのちSOS、よりそいホットライン、地域の相談窓口、警察・救急等にすぐ相談してください。

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