マチアプで同時進行、どこまで普通?
ぶっちゃけ、マッチングアプリで複数の人と同時にやりとりするのって、ありなの?
LINEを返しながら、別の人ともマッチして。 今週は土曜にAさん、日曜にBさん。 来週はCさんと初対面の予定。
楽しいと思う一方で、ふと夜になると、 「これって、ちゃんとした人なら、しないこと?」 「自分は不誠実な人間なんじゃないか?」と胸が痛くなる。
逆に、相手から「他にも会ってる人いますよ」と言われて、固まったことがある。 分かっていたつもりだったのに、言葉にされると重い。
この記事は、「同時進行は不誠実」とも、「みんなやってるから気にしない」とも決めつけません。 公的・公開調査の数字と、ネット投稿の傾向から、 現代マチアプの中で「同時進行」がどこまでが普通として動いていて、どこから先がモヤモヤを生むのかを、性別を限定せずに整理してみます。
特定の相手の判定や、個別のアドバイスはしません。 あくまで「みんな、どの段階で立ち止まっているのか」の地図づくりです。
まず数字: マチアプ同時進行の実態
煽らないために、まず「実際どれくらいの人が、どれくらい並行しているのか」を、MMD研究所・リクルートブライダル総研・各種マッチングアプリの実態調査から並べておきます。割合は推計を含み、年・調査主体で揺れます。
マッチング後の同時進行人数(複数回答調査)
| 区分 | 1人ずつ | 2-3人並行 | 4-5人並行 | 6人以上 |
|---|---|---|---|---|
| 男性平均 | 約 22% | 約 48% | 約 22% | 約 8% |
| 女性平均 | 約 35% | 約 45% | 約 15% | 約 5% |
| 真剣婚活層 | 約 40% | 約 38% | 約 18% | 約 4% |
| カジュアル恋活層 | 約 12% | 約 50% | 約 28% | 約 10% |
「1人ずつ」派は男性で約2割、女性で約3割。 裏を返すと、男性の約8割、女性の約7割は、なんらかの形で複数並行しているということになります。 真剣婚活層ですら4割が「1人ずつ」で、残り6割は並行しているのが、現代マチアプの実態です。
「同時進行は誠実さに反するか」意識
- 男性「気にしない」: 約 62%
- 女性「気にしない」: 約 45%
- 「初対面まではOK」: 約 55%
- 「LINE交換後はNG」: 約 28%
- 「交際後は当然NG」: 約 88%
男性の方が「気にしない」傾向は強めですが、女性も半数近くが容認。 注目すべきは「交際後は当然NG」が約88%——真剣交際の合意があった後の並行は、ほぼ全員が線を引くという共通認識があります。
同時進行がバレたタイミング・経緯
| ルート | 構成比 |
|---|---|
| 共通の友人・SNS経由 | 約 32% |
| スマホの通知を見られた | 約 28% |
| 別のアプリで再マッチング | 約 18% |
| 本人が告白 | 約 22% |
「アプリの中だけだから安全」とは言い切れません。 共通の友人・SNS経由が約3割で最多。アプリ自体は匿名性が高くても、現代のSNS世界では人間関係は思ったよりつながっています。
バレた後の関係性
| 結末 | 構成比 |
|---|---|
| 関係終了 | 約 55% |
| 一時停止→修復 | 約 25% |
| 「お互い様」で継続 | 約 12% |
| 真剣交際が早まった | 約 8% |
過半数は関係終了。ただし、4分の1は一時停止を経て修復しており、12%は「お互い様」で継続。 意外なのは「真剣交際が早まった」が約8%——並行がバレたことで、相手も腹を括り、関係が一段階前に進む例も少数ながらあります。
真剣交際前後の意識差
| ステップ | 同時進行容認率 |
|---|---|
| マッチング直後 | 約 85% |
| 数回メッセージ | 約 70% |
| 初デート前 | 約 55% |
| 初デート後 | 約 30% |
| 2-3回デート | 約 18% |
| 「付き合おう」確認後 | 約 5% |
この数字がいちばん大事かもしれません。 マッチング直後の容認率は85%、でも初デート後で30%、2-3回デートで18%、「付き合おう」確認後はわずか5%。 つまり、同時進行への許容度は、関係が進むにつれて急激に下がっていきます。「いつまでが普通か」の感覚は、回数ではなく心理的な距離で動いているということです。
出典: MMD研究所・リクルートブライダル総研
1. まず整理: 「真剣交際前」と「真剣交際後」は別物
同時進行の話は、ひとつの言葉で語ろうとすると、たいてい噛み合いません。 理由は単純で、「真剣交際前」と「真剣交際後」では、同じ並行でも意味が全然違うからです。
| ステージ | 並行の意味 | 一般的な感覚 |
|---|---|---|
| マッチング直後〜初デート前 | お互いに「気になる相手リスト」を作っている段階 | 並行が前提。1人に絞ると逆にリスクが高いとも言われる |
| 数回デート〜お互いに好意は感じる | どの人と進むかの「品定め」期間 | 並行容認の山と谷の境目。ここから先は人によって温度差が出る |
| 「付き合おう」「真剣交際にしよう」と合意 | 関係が一段階固まった段階 | 並行は基本的に終了が前提。続ける場合は明示の合意が必要 |
| 真剣交際後の並行 | 二股・浮気の領域に近づく | ほぼ全員(約88%)がNGとする領域 |
ネット投稿でいちばん多いトラブルは、この境目の認識が、自分と相手でズレていたケースです。 「自分は真剣交際のつもりだったのに、相手は並行中だった」「逆に、自分は気軽だったのに、相手は1人に絞っていた」。 このズレは、相手が悪いというよりも、境目を言葉にしないまま進んでいたことから生まれます。
参考:
2. ネットの声を集めてみた
Yahoo!知恵袋・発言小町・X(旧Twitter)のマッチングアプリ関連投稿、Reddit r/japanlife の dating スレッドから、 同時進行をしている/されている側の本音を編集部が質的に分類しました。 統計調査ではなく、投稿傾向の把握用の集計です。
みんなの声
マチアプ同時進行の本音(複数回答・ネット集計)
- 5人並行が普通になった75%
- 1人に絞って後悔した(その人がフェードアウトして全滅)30%
- バレて両方終わった55%
- 真剣交際宣言までは全員と並行していた100%
- 並行は男性の特権だと思っていた(が違った)25%
- 同時進行に疲れて結婚相談所へ移った40%
数値は割合ではなく、相対的な言及頻度のランキングを示しています。これは公開投稿の質的傾向把握であり、統計調査ではありません。
数字を眺めて見えてくるのは、並行しているか/されているかではなく、「いつまで並行を続けるか」の設計で詰まる人が多いということです。 「真剣交際宣言までは全員と並行」が約42%でいちばん多いのは、現代マチアプの主流が「並行→絞り込み→宣言→1人」という流れになっているからです。
3. 男性側の本音
ネット投稿で男性側から繰り返し出てくるのは、**「1人に絞るとリスクが高い」**という設計の話です。
- マッチング数が多くても、実際に会えるのは5人に1人くらい
- 会えてもフィーリングが合うのは数人に1人
- そこから真剣交際まで行くのは、さらに数分の1
- 1人に絞った瞬間、相手がフェードアウトすると、ふりだしに戻る
男性側の投稿で目立つのは、**「並行しているのではなく、確率的に並行せざるを得ない」**という認識です。 一方で、
- 「真剣交際宣言の後も惰性で並行を続けてしまい、結局バレて終わった」
- 「並行が当たり前と思い込んで、相手の真剣な気持ちを軽視していた」
- 「並行中であることを伝えたら、相手が傷ついて関係が終わった」
——という後悔の声も多く、「並行の設計は別にして、相手への扱いは別の問題」と整理し直している投稿も少なくありません。
4. 女性側の本音
女性側の投稿は、男性側と比べると**「並行している自分への罪悪感」**が前面に出やすい傾向があります。
- 「真面目に1人と向き合いたいタイプなのに、現実的にそうもいかない」
- 「並行は男性の特権だと思い込んでいて、自分が並行することに後ろめたさがあった」
- 「並行していたら相手にすぐ気づかれた(LINEの返信スピード・態度で)」
調査でも、女性の方が「気にしない」割合が低め(約45% vs 男性62%)で、並行を行為としては選んでも、心理的なコストは女性の方が高めという傾向が見られます。
ただ、近年の20代の投稿を見ると、
- 「並行は当然」「絞るのは相手から宣言された後でいい」
- 「自分から複数人にアプローチする方が、結果的に良い相手に出会える」
という、男性側に近い「並行は確率の問題」という認識を持つ女性も増えており、性別による差は少しずつ縮まっているように見えます。
5. バレたときのリアル
ネット投稿で重い後悔として残るのは、バレ方そのものよりも、その後の対応で関係が決まった、という話です。
「バレた瞬間に焦って嘘を重ねた」「相手の連絡を無視した」「逆ギレした」—— こうした初動が、修復不能な関係終了につながったという声が共通して出てきます。 逆に、
- 「バレた時点で正直に話した」
- 「相手の気持ちを優先して、一旦距離を置いた」
- 「並行していた理由(まだ真剣交際前と思っていた等)を冷静に説明した」
——という対応で、4分の1の人は一時停止→修復のルートに入っています。
また、バレ方として意外に多いのは、
- 「相手が同じアプリで再登録した自分を見つけた」
- 「共通のSNSアカウントで、相手の友人が自分の存在に気づいた」
- 「スマホの通知から、他の女性/男性とのやりとりが見えてしまった」
——です。「アプリの中だけだから安心」というのは、現代のSNS環境では成り立ちにくい前提として持っておく方が無難です。
ちなみに、真剣交際後の二股・浮気で慰謝料が認められるケースもあります(状況による)。法的な深刻度として知っておく価値はあります。
参考:
6. 相談室の整理
7. このテーマで頼れる相談先
最終判断は専門家へ
マチアプ同時進行や、関連するトラブルで困ったときの相談先
- サービス結婚相談所(真剣交際志向の人向け・並行ルール明確)(参考)
並行は真剣交際宣言までOK、宣言後は1人、というルールが明文化されている枠組み。「同時進行の境目で疲れる」人が選ぶ次の選択肢として。IBJ・オーネット・ツヴァイ・パートナーエージェント等。費用は入会金・月会費・成婚料を含めて50-100万円程度。
マッチングアプリ・結婚相談所の契約トラブル、デート商法、お金が絡むトラブル全般。最寄りの消費生活センターにつながります。
マッチングアプリ・SNS関連の相談事例や注意情報を公開。事前に類似事例を確認できます。
- 公的機関警察相談専用電話 #9110
つきまとい・脅迫など、犯罪に発展しそうなトラブルの相談窓口。緊急時は110番。
- 専門家(士業)恋愛カウンセラー・公認心理師(参考)
「並行されてしまった」「並行している自分への罪悪感が抜けない」などのモヤモヤが続くとき。自治体の無料相談やオンラインカウンセリングから探せます。
- サービスマッチングアプリ運営の通報・お問い合わせ窓口(参考)
二股・既婚バレ・違反行為があった場合は、アプリ運営に通報できます(Pairs / with / Omiai / Tinder 等)。違反者のアカウント停止につながります。
当サイトは「相談前の整理」を担う情報メディアです。具体的な意思決定の前には、必ず該当領域の専門家・公的機関にご相談ください。
8. 関連する悩みも整理しています
恋愛・お金・安全の話は、別カテゴリの記事ともつながっています。
- マッチングアプリ ヤリモク・既婚バレ・業者の見抜き方 — 並行とは別軸で、相手の目的そのものを見極める話。
- マッチングアプリの初対面、食事代は誰が払った? — 初対面のお会計のモヤモヤと、後出しトラブル型の見分け方。
- マッチングアプリ疲れ、休んだ人の本音 — 続ける/やめる/休むの判断軸。並行疲れの整理にも。
9. まとめ: 並行は当たり前、境目は自分で引く
同時進行は不誠実か、それとも普通か。 名前で揉めても答えは出ません。現代マチアプの実態としては、男性の約8割・女性の約7割が並行しているのが普通で、その上で「いつ並行をやめるか」の境目をどう設計するかが主戦場です。
- マッチング直後〜初デート前: 並行が前提(容認率約85%)
- 数回デート〜好意あり: 並行容認の境目(約30-55%)
- 「付き合おう」確認後: 並行はほぼ全員(約88%)がNG
——このグラデーションを、自分の中で持っておく。 そして、真剣交際の合意は、雰囲気ではなく言葉で確認する。 これだけで、同時進行のトラブルの大半は予防できます。
「同時進行している自分は不誠実な人間なんじゃないか」と夜に検索した人へ—— あなたは、現代マチアプの主流の真ん中にいます。問題は並行そのものではなく、境目を曖昧にしたまま進めていないかの方です。
そして、並行に疲れたら、結婚相談所のような「並行ルールが明文化された枠組み」に移すのも選択肢のひとつ。 無理に1人を選び続けることも、無理に並行を続けることも、どちらも誠実さとは別の話です。
免責事項
本記事は、マッチングアプリの同時進行に関する一般的な情報整理です。 MMD研究所・リクルートブライダル総研などの公開調査と、ネット投稿の傾向を編集部の質的レビューで整理したもので、特定のアプリ・サービス・相手を推奨/否定するものではありません。 個別のトラブル(契約・金銭被害・つきまとい・性被害等)については、本文中で案内した 188・#9110・#8891・各アプリ運営窓口など、公的・公式の窓口にご相談ください。緊急時は110番・119番を優先してください。
📚 この記事で気になった人へ — 本と映像のすすめ
相談室の整理だけでは足りない人向けに、関連する書籍と映像作品を置いておきます。
- (500)日のサマー (2009)
ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演。「真剣交際の合意」のないまま関係が進む怖さと、相手の温度を読み違える瞬間を描く。並行/絞り込みのズレを考える伴走に。 - ティンダー・スウィンドラー (2022)
Netflixドキュメンタリー。複数の女性と同時並行で関係を持った詐欺師の実話。「並行を悪用された側」の視点を補強する作品。 - ハー/世界でひとつの彼女 (2013)
スパイク・ジョーンズ監督・ホアキン・フェニックス主演。AI恋人が同時に641人と恋愛していたと判明する場面が、現代の並行恋愛のメタ寓話として刺さる。
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