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奨学金、繰上げ返済 vs 投資
どっちが得?

手元の余剰資金を奨学金の繰上げ返済に回すか、それとも投資に回すか。金利と想定運用利回り次第で 結論は変わります。両シナリオを並べて、30年後の資産差を概算します。

関連記事: 奨学金は繰上げ返済すべき? それとも投資?(考え方の整理はこちら)

参照: 日本学生支援機構 第二種奨学金 利率(2024年度実績)・想定利回りは長期平均目安

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適用金利(年率)

出典: 日本学生支援機構(JASSO)の貸与利率は年度・方式により変動します。 手元の返還証明書・スカラネットで正確な利率を確認してください。

想定運用利回り(年率)

※ 長期平均の例示で、元本保証ではありません。 短期的にはマイナスになる年もあります。

計算結果(概算)

A. 繰上げ返済シナリオ

完済予定
5.4 年後(203111月)
30年後の資産
18,440,571

(約 1,844万円

B. 投資シナリオ(通常返済 + 月余剰を全額運用)

30年後の運用額
16,645,173
残債
0 円(完済済)
差引き純資産
16,645,173

(約 1,665万円

繰上げ返済が有利
+1,795,398 円
(万円換算)
+180万円

金利(0.905%) < 想定利回り(5%)のため、数字の上では投資が有利になりやすい前提です。 ただし想定利回りはリスクあり・元本保証ではないのに対し、 繰上げ返済の金利節約は確定リターンです。

計算の内訳を見る

共通の前提

  • 奨学金残高2,000,000 円
  • 適用金利0.905% / 年
  • 残返済期間15 年(180 ヶ月)
  • 月の余剰資金20,000 円/月
  • 想定運用利回り5% / 年
  • 想定運用期間30 年(360 ヶ月)
  • 通常返済の月額(元利均等)11,887 円/月

元利均等返済式: 月返済額 = P × r × (1+r)^n / ((1+r)^n - 1)

A. 繰上げ返済シナリオ

  • 毎月の支払(通常返済 + 余剰)31,887 円/月
  • 完済までの月数65 ヶ月(約 5.4 年)
  • 完済までに払う利息49,625 円
  • 完済後の運用期間24.6 年
  • 完済後の月運用額(通常返済 + 余剰を全額運用)31,887 円/月
  • 30年後の資産18,440,571 円

完済までは月返済額+余剰を全額返済、完済後は同額を全額運用に振り向ける前提。

B. 投資シナリオ

  • 通常返済を継続11,887 円/月 × 180 ヶ月
  • 通常返済で払う総利息139,573 円
  • 月余剰を全期間運用20,000 円/月 × 360 ヶ月
  • 30年後の運用額16,645,173 円
  • 30年後の残債0 円
  • 差引き純資産16,645,173 円

月積立FV = PMT × ((1+r)^n - 1) / r(r = 年利/12)

差額

  • A. 繰上げシナリオ18,440,571 円
  • B. 投資シナリオ16,645,173 円
  • A - B+1,795,398 円

プラスなら繰上げ返済が有利、マイナスなら投資が有利。金利・利回りは仮定値で、税金・手数料・インフレは未考慮。

このシミュレーターを読むときの前提

  • 想定運用利回りは仮定値です。インデックス投信の 長期平均(年3〜7%)を例示していますが、元本保証ではなく、 短期的にはマイナスになる年もあります。
  • 金利・利回り共に、税金・手数料・インフレは未考慮の単純試算です。 投資側にはNISA等の非課税枠を前提にしていません。
  • 「投資の方が得」と出ても、心理的安心や家計の流動性は数字に出ません。 繰上げ返済の確定リターン(金利分の節約)と、 投資の期待リターン(変動あり)は性質が違います。
  • 返済が苦しい場合は、まず日本学生支援機構(JASSO)の減額返還・返還期限猶予を検討してください。

※ 本シミュレーターは概算を提示するもので、特定の金融商品の 購入・解約や、繰上げ返済の実行を推奨するものではありません。